今回は、長野県でも人気ナンバーワンの紅葉スポット、千畳敷カール(木曽駒ケ岳、駒ケ根市)に注目したいと思います。
こちらの「紅葉」スポットとして有名ですが、状況や見頃はいつなのでしょうか?
お出かけを検討されているみなさまに向けて、しっかりとチェックしたいと思います。
また、気になる「交通状況」もしっかりと確認していきます。
「混雑」具合や「アクセス」方法も網羅していきますので、ぜひ最後までお読み下さい。
千畳敷カール(木曽駒ヶ岳 駒ヶ根市)について
それではまず、千畳敷カールの概要を調べていきたいと思います。
千畳敷カールは長野県南部にある駒ヶ根市にあります。
「カール」とは、氷河が侵食することによって生まれるすり鉢状の地形のことです。
千畳敷カールは木曽山脈、中央アルプスの最高峰(2,956m)である「木曽駒ヶ岳」と「宝剣岳」の直下に広がる氷河地形です。
木曽駒ケ岳は日本百名山の一つで、地元では「西駒」と呼ばれています。
これは伊那谷を挟んで東側には「甲斐駒ヶ岳」がそびえているからなんです。
氷河地形ということは、このあたりは大昔、氷河が覆っていたんですね~。
それは約2万年前のことだそうです。
日本にかつてそんなところがあったなんて驚きです。
また、高山植物の宝庫としても有名です。
訪れれば普段見ることのできない、植物を観察できるかもしれません。
お子さんがいらっしゃる方はとてもよい教育になるかもしれませんね。
でもここまで行くのは大変じゃない?
なんていう心配は御無用です。
実は千畳敷カールにはロープウェイが設置されています。
「駒ヶ岳ロープウェイ」を利用すればわずか10分もかからず、標高2,600mまで一気に行けるんです。
そんな便利さもあって、屈指の観光スポット、また紅葉の名所として有名なんですね~。
料金は往復で大人1人2,490円です。
さらに千畳敷カールを堪能したい方には、標高日本一のホテル(2,612m)「ホテル千畳敷」もおすすめです。
日帰りや山を降りてもいいけれど、せっかく来たからには宿泊してもいいかもしれませんね。
機会がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか。
千畳敷カールでの紅葉の状況は? 見頃はいつ?
それでは千畳敷カールでの紅葉の状況、見頃についてチェックしていきましょう。
美しい紅葉が見るためには、いつ頃出かければよいのでしょうか。
標高2,600mの千畳敷での紅葉の見頃は例年9月下旬から10月上旬となっています。
約二週間くらいですかね。
でも、このタイミングを逃してしまった方も安心です。
それより下の「しらび平」や「駒ヶ池」なら、11月まで紅葉を楽しむことができます。
お仕事の都合などで出かけられなかった方は、このタイミングを狙ってみてください!
でも美しい自然、山岳地帯なので、朝夕の寒暖差がとっても厳しいだとか。
軽装で出かけるのは禁物なんですね。
登山用品などもしっかりと準備してください。
千畳敷カールは混雑する?アクセス方法も
千畳敷カールの混雑具合はどうなのでしょうか。
冒頭で申し上げたロープウェイで登ることのできる便利さや、何度もテレビで取り上げられたことから、「かなり混雑」することは避けられないようです。
トップシーズンは最大で2時間以上待つこともあるようです。
まるでディズニーランドのような混雑ぶりですね。
長野県は都心や関西方面からもアクセスがよく、手軽に絶景が楽しめることから人気が高まっているのかもしれません。
お出かけするには、かなりの覚悟が必要かも!?
体調が絶好調でなかったり、混雑するのはイヤ、という方は訪問を再検討したほうがよいかもしれません。
こうしたことを避けるために、夜のうちから周辺には「ロープウェイ待ち」の人もいるくらいです。
でも人が集まる、ということはそれだけ価値があるということですよね。
一生に一度、体験するものよいかもしれません!
それでは「覚悟」の決まった方に、アクセス方法をお知らせいたします!
千畳敷カールへ車でお出かけする場合には、東京方面、名古屋方面からもいずれも中央道「駒ヶ根インターチェンジ」を利用して下さい。
こちらのインターで降りた後は、「菅の台バスセンター」までは車で行くことができるのですが、さらにその先は「一般車両 進入禁止」になっています。
混雑を避け、環境を守る狙いなんでしょうかね。
菅の台バスセンターには駐車場が約360台ありますので利用してください。
そこからはバスにのり「しらび平」を目指して下さい。
駒ヶ根ロープウェイに乗ることができます。
終点の「千畳敷駅」までは7分30秒で行くことができますが、先程も申し上げたようにハイシーズンには乗車まで、かなり混雑するかもです。
電車で行く場合には、同じく東京・名古屋方面からも飯田線「駒ヶ根駅」で下車し、駒ケ根駅から路線バスで「しらび平」を目指して下さい。
実は新宿・名古屋から高速バスで行くのが意外と便利で、「駒ケ根インター」で降りたら1分歩いて路線バスのバス停「女体入口」から路線バスで「しらび平」へ行くことが出来ます。
テレビなどで何度も紹介されている、すごい名前のバス停ですが、本当にあるんです!
ぜひ記念撮影を!
でも大通りにあるバス停なので、写真を撮っていたら確実にジロジロ見られるので頑張ってくださいね(笑)
まとめ
ここまで長野県が誇る紅葉スポット、千畳敷カールについてまとめてまいりました。
・千畳敷カールは木曽駒ヶ岳・宝剣岳にある氷河地形
・ロープウェイで標高2600Mまで一気に行くことができる
・ホテル千畳敷は日本一標高の高いところにあるホテル
・千畳敷カールの紅葉見頃=9月中旬から10月上旬
・ロープウェイはかなり混雑するから注意
・ロープウェイの駅までは途中一般車両通行止めになる
今年の紅葉シーズンはぜひ!お出かけになってみてはいかがでしょうか。